"seaside theatre" from shonan beach FM 78.9

with DJ johnny SHIDA since2020

2022年05月

2022.5.29「特集 それは、いつか耳にした映画音楽
phonto
今週の特集は「それは、いつか耳にした映画音楽」。
下記に長文にて記しましたが、久々志田のコダワリ企画でございます。
なぜそんなことを気にして特集にまでしてしまうのか!
それはやはり、映画愛があるから、映画音楽愛が強いから...
でしょうか(笑)
しかしこんなコダワリを共有すると、
なんとなく映画をさらに楽しめるようになるかもしれません。
まずはOAを聴いていただき、ああだこうだと面白がりましょう!
(なんだかわかりませんね 笑)
あわせて今週も新作情報あり、
そして、急逝された俳優 渡辺裕之氏の追悼コーナーも。
是非日曜夜8時に、海辺の映画館でお会いしましょう。

紹介予定作品
IMG_1920
★新作映画のご紹介
 シェイン 世界が愛する厄介者のうた
★特集  それは、いつか耳にした映画音楽
 ホワット・ライズ・ビニース
 続・荒野の用心棒
 ロイ・ビーン
 惑星大戦争
 ゴジラ
 サタデーナイトフィーバー
 フラッシュダンス
 アラビアのロレンス
 007 / 私を愛したスパイ
★ハッピー・バースデイ・コーナー
 バットマン ※ダニー・エルフマン 5/29 誕生日
 ジャージー・ボーイズ ※クリント・イーストウッド 5/31  誕生日
★追悼 俳優・渡辺裕之氏
 ウィンディー
IMG_1927


"海辺の映画館からの手紙" from johnny SHIDA
IMG_1913
いつか耳にした映画音楽。怪しい特集タイトルです。去年の12月に、「それをサントラと受け止められるかな」という特集もやりましたが、その続編的な扱いなのです。つまり、映画音楽と言えども既成曲などが引用されたとき、たとえば「スタンド・バイ・ミー」の同名主題歌や、「ゴースト ニューヨークの幻」の 往年の名曲、アンチェインド・メロディー、そしてタランテイーノらが多々劇中にDJの如く使用しまくるロックやソウル、ブルーズなどなど。そうした他から拝借してきた楽曲たちを、果たして「映画音楽」とカテゴライズして良いのかどうか?という提示がテーマでした。今でこそ既成曲使用は普通に行われていますが、それはリスペクトやオマージュといった、作り手からのメッセージが伴っているものが多く、そうした精神論含めた使い方が正攻法とされていったことにより、映画的完成度も増し、年月を経て、そうしたアプローチも新たな映画技法として地ならしされてきた印象は確かにあります。

今回はそんな既成曲でも「映画音楽」のみに絞り込んで言及していく特集です。つまり、Aという映画に、Bという映画のために作られたサウンドトラックを引用している作品。BはAのために作られたものではない、Aのためのサウンドトラック、ということですね。ご多聞にもれずクエンティン・タランティーノ監督がそうしたB to Aの先駆者と称されていますが、それは使用する際の演出度がある意味 “濃すぎる” だけであって、実は以前から多々、B to Aな「映画音楽の引用」は行われてきました。特に「イメージの固定化」を利用した「リマインド的演出」と称すれば良いのでしょうか。今回紹介する中で一番特徴的なのが「アラビアのロレンス」の、モーリス・ジャールによるテーマ音楽です。「砂漠」や「砂丘」、そして「アラビア」といったモチーフや場面に対して、イメージ付けの為に「アラビアのロレンス」のあのメロディーが、あえて付加されているパターンがなんと多いことか。仮にその音楽が流れなくとも、既に自然と頭の中で、砂漠の広大なシーンがあるとあのメロディーが浮かんでくる。あるいはそれによく似た楽曲をつい付けてしまうコンポーザーもいるのでは。そういったイメージの擦りこみを逆手に取り、引用することによって観客に共有感を与えるような、そんなリマインド手法がよく登場するのです。

しかし観ている側がそのすべてを受け入れるわけでもなく、いつかどこかで聴いたことのある楽曲…、そんな程度の擦りこみであると、リマインドどころか、デジャヴュー現象が起こってしまい、せっかく映画を楽しく観ているのに、不要な情報が入り込んできてやや頭が混乱してしまう、といった事態も起こり得ます(自分がそうです 笑)。言ってみればそれほど映画に対する「音楽」の役割というものは重要ですしデリケートなものでもあると思うのと同時に、では演出する側の作家性や嗜好性も含めて、映画の切り口になっていないとその提示具合もしっかりと伝わらないのでは、と、これまた不要な心配までしてしまうわけです。ウケようと思って選曲しているんだろうけれど全然伝わってないからね?少なくともオレはなんとなく理解したけれど…、なんてことを感じる機会も最近は少なくありませんし、なるほどここでその選曲とは、なかなかやってくれるじゃないか…、などと感心することだってあるはありますが、はっきり言ってマレです。

こうした特集を重ねながら解説したり、また拙作著書にても熱く書かせていただいているのは、決して「アンチ引用」ではないということです。訴求することはただ一つ。これからの若きクリエイターたちに、「映画=映像+音」、要するに「サウンド+ビジョン」の大切さを知ってもらいたいから、それだけなんですね。あえて「音楽」と言わず「サウンド=音」としたのは、どんな空気の揺らぎを創り出すかによって「映像=ビジョン」の行方が180度変わっていってしまうからです。音楽のみならず、録音された現場音(アンビエント)の質感、台詞のボリュームによる遠近感、効果音(SE)を付ける為の匙加減、そして映像を乗せた段階で自然と牽引していってしまう「音楽」。日常を過ごす上で、果していつも何かとSEが付きますでしょうか?BGMが流れているでしょうか?要するに映画のサウンドはおおよそフィクションであり、それをコントロールして演出することは映像を撮影するのと同じレベルで作りこみが重要だということです。なので、自分は「映画音楽」という側面から、そうしたメッセージを幾度となく発信しているのかもしれません。その引用がパロディーとみなされ、送り手もそう割り切っているのであれば、すべてを思い切り振りきっていただければ、別に何も言わずにただ笑ってスルーできるのに、とも思ったりするんですが。

では、今週の特集「それは、いつか耳にした映画音楽」。よろしくお願いいたします。

この番組では、皆さんの映画の思い出エピソードと共に、
映画音楽のご希望曲を受け付けております。
シーサイド・シアターTwitterのメッセージ、
またはメール、seasidetheatre789@gmail.com でもOKです。
是非皆さんの映画の思い出、サウンドトラックと共に、お聞かせください。
お待ちしています!

正式OAリスト
★新作映画のご紹介
シェイン 世界が愛する厄介者のうた
Clock Of Gold : A Few Rounds With Shane MacGowan Summer In Siam The Pogues

★特集  それは、いつか耳にした映画音楽
ホワット・ライズ・ビニース What Lies Beneath Alan Silvestri
 ※「サイコ」へのリスペクト

続・荒野の用心棒 Djang~さすらいのジャンゴ Berto Fia music by Luis Bacalov
 ※「ジャンゴ 繋がれざる者」にて引用
ロイ・ビーン Miss Lily Langtry (The Life and Times of Judge Roy Bean) Maurice Jarre
 ※「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」にて引用

惑星大戦争 激突!轟天対大魔艦 津島利章
 ※「シン・エヴァンゲリオン劇場版」にて引用
ゴジラ ゴジラ/メイン・タイトル 伊福部昭
 ※「TOKYO! / メルド(レオス・カラックス監督パート)」にて引用

サタデーナイトフィーバー Saturday Night Fever Stayn' Alive  Bee Gees
 ※「ブレット・トレイン」にて引用
フラッシュダンス Lady Lady Lady  Georogia Moroder & Joe Esposito
 ※「君の名前で僕を呼んで」にて引用

アラビアのロレンス Lawrence Of Arabia Maurice Jarre
 ※「007 / 私を愛したスパイ」「ジュマンジ ネクストレベル」「キャノンボール」などで引用
007 / 私を愛したスパイ The Spy Who Loved Me Nobody Does It Better Carly Simon
 ※「ロスト・イン・トランスレーション」「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」などで引用

★ハッピー・バースデイ・コーナー
バットマン Batman  Batman Theme  Danny Elfman
 ※ダニー・エルフマン 5/29 誕生日
ジャージー・ボーイズ Jersey Boys Closing Credits: Sherry / December, 1963 (Oh, What A Night) Jersey Boys
 ※クリント・イーストウッド 5/31  誕生日

★追悼 俳優・渡辺裕之氏
ウィンディー Two In The Wind 井上鑑 meets 惣領智子


お知らせ

志田一穂(ジョニー志田)、初の著書
「映画音楽はかく語りき いつか見た映画、時をかける音楽」志田一穂
2022年4月27日発売(ユニコ舎より) ★ご購入はコチラ
IMG_1438

✴︎出版記念イベント
各地出版記念イベント、盛況にて終了!ありがとうございました!
6月からもさらに新イベントが始まります。ご期待ください!

他、いろいろな情報は志田のTwitter @shidakazuho でチェックしてください!

2022.5.22「特集 映画で魔法をかけられて
phonto
今週の特集は「映画で魔法をかけられて」。
文字通り、「魔法」をテーマ/モチーフにした作品群をピックアップし、
ちょっと神秘的なサウンドトラックの数々を集めてお送りいたします。
魔法を手に入れた者、魔法で楽しくイタズラする者、
魔法に囚われたり、魔法によって成長していったり…、
さらには魔法で戦う者まで。
いろいろな「魔法」を音楽と共に楽しめたらと思います。
あわせて新作情報も多々用意しておりますので、是非お楽しみに!

紹介予定作品
オズの魔法使い
奥様は魔女
メリー・ポピンズ
ネバー・エンディング・ストーリー
ラビリンス 魔王の迷宮
魔女の宅急便
ハリー・ポッターと賢者の石
美女と野獣
ロード・オブ・ザ・リング
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅


"海辺の映画館からの手紙" from johnny SHIDA
IMG_1794
そもそも映画は魔法のようなもの。いや、魔法そのものであったのではないでしょうか。はじめて映像がスクリーンに投写され、それが動き回った"映画"を観た人々は、皆こぞってそのスクリーンの「裏側」を確認したことでしょう!それぐらい、絵が動くという事象は魔術か手品かと驚かれたことと思います。だから最初は、単なる風景や、列車が走っているだけの映像だけでも拍手喝采だったわけで(最初の映画として有名な「ラ・シオタ駅への列車の到着」1896)、そこにいつしか、寸劇、いわゆる大道芸などを撮影し、ライブ・パフォーマンスを二次的に映画で楽しむという流れが生まれていったと。すると今度は舞台の演劇を映画に転用する動きになっていって、"ドラマ映画"という概念が築かれていくわけですね。今となってはまったく珍しくもなんともない話ですが、「魔法のようであった映画」は、そうして進化していったのです。

そうなると結局は、次はこうしよう、今度はこんなことやってみようと、さまざまなジャンルが増えていくことに。あわせて映像文法も発達していくと、魔法そのものを「映像表現で映画化できる」という、トリック撮影も可能になったんですね。魔法のような技術で魔法を描くようになると、もはや映画は魔法の域を越えて、そんな魔法も一つの「文化」になり得ていったわけです。面白いもので、魔法とは人々が称したカリソメの現象で、事象には必ずその存在に理由と意義があるということが、明らかになっていったのです。「魔法のような映画にはもう慣れた。驚かない」ということですね。

しかし、そもそも我々はいつでも映画から魔法をかけられているようなもので、映画から魔法をかけられることに期待して、いつも劇場に出向いている、ということではないのかと。小難しいことを言って申し訳ないのですが、そんな映画的哲学に、今回選曲しながら行き着いたというか、気づきがあったのです。

魔法が題材になっている映画をテーマにしようといろいろな映画をピックアップしていくのですが、あるタイミングで「シェイプ・オブ・ウォーター」を無意識にピックアップしていたのです。しかしこれは魔法ものではない、単なる半魚人と人間の恋物語だと。だが「スプラッシュ」の人魚はどうだ、「紅の豚」のポルコはどうだ。もしそれらが魔法による姿、あるいは魔法によって人間になるような存在であるならば、潜在的にあの半魚人も魔法の産物、または恋人の女性こそ魔法によって海へと誘われた存在だったのでは。明確な描写がないだけに、これは自分自身が映画の魔力で考察がまとまらないような、そんな気持ちが生まれたということではないかと。

となると、僕はやはり映画そのものが「魔法な存在」と言いたくなってくるわけです。どんな映画であれ、観た者誰もが魔法にかけられ、あらゆる考えを植え付けられて、また思考を動かされているなと。あるときは泣かされたり、怒りを感じたり、思慮深い気持ちにも新たにさせられたりする。その度に、一つの魔力によって自分自身に不思議な影響が及ばされたり。もはや僕などは、その魔法によって本当の自分ではない、正体不明の"何者か"になってしまっているのかもしれない...。たとえそれが映画からの影響や暗示であったとしても、です...。

まぁそんなことを思いながら、今週の番組を編纂しました。魔法、ほしいですね。時間を止めて、観れていない映画を時間をたっぷり使って観まくりたいものです。さて、今週は他にも新作紹介盛りだくさんなので、こうなったら新旧とりまぜていっぱい魔法にかけられてしまいましょう。では、今週の特集「映画で魔法をかけられて」。よろしくお願いいたします。

この番組では、皆さんの映画の思い出エピソードと共に、
映画音楽のご希望曲を受け付けております。
シーサイド・シアターTwitterのメッセージ、
またはメール、seasidetheatre789@gmail.com でもOKです。
是非皆さんの映画の思い出、サウンドトラックと共に、お聞かせください。
お待ちしています!

正式OAリスト
★新作映画のご紹介
帰らない日曜日 Mothring Sunday  Rising〜Maids On The Train  Morgan Kibby

★ 映画で魔法をかけられて
ハリー・ポッターと賢者の石 Harry Potter And The Philosopher's Stone  Hedwig's Theme  John Williams
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 Fantastic Beasts and Where to Find Them  Main Titles  James Newton Howard

ネバー・エンディング・ストーリー The Never Ending Story  Giorgio Moroder
ラビリンス 魔王の迷宮 Labyrinth  Underground  David Bowie

奥様は魔女 Bewitched キャロル山崎
メリー・ポピンズ Mary Poppins  Chim Chim Cher-Ee  The Cast feat. Julie Andrews & Dick Van Dyke
魔女の宅急便 海の見える街 久石譲

美女と野獣  Beauty And The Beast   Celine Dion & Peabo Bryson
ロード・オブ・ザ・リング The Lord Of The Rings: The Fellowship Of The Ring  May It Be  Enya

★現在公開中映画のご紹介
パイナップル・ツアーズ 黄金三星 上原知子

シェイプ・オブ・ウォーター The Shape Of Water  Alexandre Desplat
オズの魔法使い The Wizard Of Oz  Over The Rainbow  Judy Garland

★新作映画のご紹介
流浪の月 原 摩利彦

お知らせ
志田一穂(ジョニー志田)、初の著書
「映画音楽はかく語りき いつか見た映画、時をかける音楽」志田一穂
2022年4月27日発売(ユニコ舎より) ★ご購入はコチラ
IMG_1438

✴︎出版記念イベント さらに5月28日に第三弾開催
du cafe_20220528
新宿 du cafeにて開催です!

他、いろいろな情報は志田のTwitter @shidakazuho でチェックしてください!

2022.5.15「特集 a-ha / Take On Movie!
phonto
今週の特集は5月20日からいよいよ公開となる
「a-ha THE MOVIE」を大フィーチャー。
チョイスする楽曲はもちろんa-haの楽曲たち。
映画「007 リビング・デイライツ」の紹介や、
大ヒット・デビュー曲「Take On Me」が
いかにして誕生したか...に迫るコーナー、
昨今の音楽映画ブームに対しての考察など、
様々な角度からa-haとその映画にスポットを当てていきます。
IMG_1088

"海辺の映画館からの手紙" from johnny SHIDA
IMG_1672
80年代がいかに激動のカルチャー変換期であったかという話は拙作「映画音楽はかく語りき」の中でも大いに指摘しました。米国ケーブルテレビにてMTVが放送開始となり、ポップソング、ロックの楽曲らに対してミュージック・クリップが必須となる時代がやってきたのです。側面にはフィルムからビデオへの移行、またニュー・ウェイブ、シンセサイザー・ポップス、ニュー・ロマンティックなど、ビジュアル志向のアーティストやバンドが台頭してきたことによって、いかに視覚的演出による露出が重要になっていったかということがあります。

そして、類まれなるa-haという、このバンドというべきか、ユニットというべきか、ボーカル+ギター+キーボード・オンリーというユニークな編成の若者たちが、遂に到来したMTVムーブメントの絶頂期に、あの傑作ミュージック・クリップ「Take On Me」を引っ提げて颯爽と登場するのです。10代の頃の自分は、それをはじめてテレビで観たときのことをよく覚えているのです。まず、「またシンセポップの新しいアーティストが出てきた」と。さらに「この歌、一発で覚えられる」「ビートが効いててノリやすい」などと感じつつも、やはり一番は「このプロモビデオ凄い...」という驚き。実は映画少年であった自分にとっては、このことが一番衝撃だったのです。

「Take On Me」のアニメーションと実写の合成映像による傑作クリップは、1985年という、これもまた絶妙なタイミングでの登場でもあったと感じています。それまでのミュージック・クリップはビデオ撮りが主流、フィルムで製作されていても、ショート・フィルム、ドラマ仕立てのものが多く、特殊な加工を用いた表現をミュージック・クリップに投入するまでにはまだ至ってはいませんでした。が、少しずつ映画界からもそのクオリティーをあげるために、才能あるクリエイターたちがどんどん入り込んでいた時代です。「Take On Me」の監督も、映画「エレクトリック・ドリーム」(1984)を作り上げたばかりのスティーブ・バロンが抜擢され、これまでにない映像アイディアとして、ロトスコープを用いたリアル・アニメーションを作り上げました。これは最初に俳優を使って演技をさせた映像を撮影し、そのフィルムの一コマ一コマをなぞらえて作画し、それをアニメーションとして再現させていく技法です。そのアニメと実際の実写映像が、’85年当時にようやく合成処理のクオリティーが高まってきたタイミングによって見事に融合。あの素晴らしい「アニメ×実写」によるミックス映像が誕生したわけです。

しかしそもそもそのような奇抜で面白い、見ごたえのある映像アイディアを想起させる曲、それがあの名曲「Take On Me」であった、ということも強く言えると思っています。アーテイストの「才能」と「楽曲」、それにあわせた「ビジュアル」という三位一体に辿り着くまでには、とてつもない努力があったことは、今回のドキュメンタリー映画にも丹念に描かれていますが、まさにそれらがa-haの伝説の本格的な序章であり、その後の様々な音楽活動を辿っていくための、必然的プロローグであると感じています。

では、今週の特集「a-ha / Take On Movie!」。よろしくお願いいたします。
5/20公開 映画「a-ha THE MOVIE」公式ページ

この番組では、皆さんの映画の思い出エピソードと共に、
映画音楽のご希望曲を受け付けております。
シーサイド・シアターTwitterのメッセージ、
またはメール、seasidetheatre789@gmail.com でもOKです。
是非皆さんの映画の思い出、サウンドトラックと共に、お聞かせください。
お待ちしています!

正式OAリストは後ほど…


お知らせ
志田一穂(ジョニー志田)、初の著書
「映画音楽はかく語りき いつか見た映画、時をかける音楽」志田一穂
2022年4月27日発売(ユニコ舎より) ★ご購入はコチラ
IMG_1438

✴︎出版記念イベント 5月21日に第二弾開催
IMG_1592
参加お申込みは公式ホームページから

✴︎出版記念イベント さらに5月28日に第三弾開催
du cafe_20220528
新宿 du cafeにて開催です!

他、いろいろな情報は志田のTwitter @shidakazuho でチェックしてください!

2022.5.8「特集 サウンドトラックでBe Relaxin'〜お疲れGW」
phonto
今週の特集は、サウンドトラックでBe Relaxin'〜お疲れGW
読んで字の如くでございます。
久々Be Relaxin'でいきたいと思うのです。
お疲れ様ということと、
前回のMCUでかなり弾けすぎたということもありますね(笑)
まさに前週はGWスペシャル、であれば今回はGWお疲れ様...であります。

今週OAされる主な映画音楽
IMG_1563
ツイン・ピークス
ライオン・キング
ヘラクレス
ヤァ!ブロードストリート
ロビンフッド
ムーラン・ルージュ
アウトサイダー
素晴らしき日
ラ・ブーム2

IMG_1560

そして、ヘプバーン、ドキュメンタリー映画公開に寄せて...
ティファニーで朝食を
暗くなるまで待って(MCのBGMになります)
IMG_1568


"海辺の映画館からの手紙" from johnny SHIDA
IMG_1503
最長10連休ともなるゴールデン・ウィークでしたが、皆様楽しくお過ごしになられましたでしょうか?志田は初著作「映画音楽はかく語りき いつか見た映画、時をかける音楽」の発売からいろいろと企画のお話をいただいており、その交通整理と準備などであっという間に時間が過ぎていきました。おかげさまでイベントも増え、夏の終りまでいろいろ楽しいこと目白押しになりそうです。

さて、奇しくもそんなゴールデン・ウィーク最終日の放送となる今回は、「GWお疲れ様」と銘打ち、リラクシン系サントラを感性赴くままにチョイスしてみました。選曲作品をご覧いただければわかる通り、基本的にジャンルも時代もバラバラなんですね。だけど、だからこそそれが面白いんです。どんなにアトランダムでも、音楽自体にテーマをもうければ、映画そのものに一貫性がなくても違った一つの筋が一本しっかり通ったりするので、これを僕は「サントラの名画座ラインアップ」とか「今週は豪華何本立て?」とか言いながら、選曲を楽しんでいる次第です。

フィーチャリングとしては、ドキュメンタリー映画の公開や自伝映画化のニュースなどでプチブームの、オードリー・ヘプバーン。彼女の作品のご紹介ですね。ヘプバーンの歌う「ムーン・リバー」は何よりリラックスさせてくれるメロウ・ソングです。

それと、4月28日から開催されてきた逗子海岸映画祭もこの日で終了となりますので、その上映作品からも一曲チョイスしてお送りいたします。二年ぶりの開催、本当に良かったですよね。対策を駆使しながらも人を集めるというアプローチは、アフター・コロナ時代の重要な課題となっていくと思っていますし、僕自身も非常にセンシティヴな問題として捉え、またトライアルしていかなくてはと肝に銘じていることです。なのでこの映画祭の開催はとても大切な実績となるでしょうし、こののちにインフォメーションされるであろう、池子の森音楽祭にも、スムーズに繋がっていく流れを作られたのではないかと、外野ながらなんだか嬉しく感じております。

思い切り遊んで、そして一休みしながら、また楽しいことを考えていく。そんな日々がまた戻ってきつつあることを、少しだけ実感したゴールデン・ウィークでございました。そんなわけで今週は、しっかり休まれた方も、がっつり遊ばれた方も、休みだからこそ頑張って仕事をされた方も、皆さんお疲れさまでしたということで、ゆったりまったり、Be Relaxin’な映画音楽をお届けできたらと思います。
では、今週の特集「サウンドトラックでBe Relaxin'〜お疲れGW」。よろしくお願いいたします。


この番組では、皆さんの映画の思い出エピソードと共に、
映画音楽のご希望曲を受け付けております。
シーサイド・シアターTwitterのメッセージ、
またはメール、seasidetheatre789@gmail.com でもOKです。
是非皆さんの映画の思い出、サウンドトラックと共に、お聞かせください。
お待ちしています!

正式OAリスト
海獣の子供 海 / 星のうた 久石譲

ツイン・ピークス Twin Peaks  Falling  Julie Cruise

ライオン・キング Can You Feel the Love Tonight Elton John
ヘラクレス Go the Distance Michael Bolton

ヤァ!ブロードストリート No More Lonely Night Paul McCartney
ロビンフッド (Everything I Do) I Do It for You Bryan Adams

ムーラン・ルージュ Your Song Ewan McGregor and Alessandro Safina

アウトサイダー Stay Gold Stevie wonder
素晴らしき日 For the First Time Kenny Loggins

ラ・ブーム2 La Boum2  Your Eyes  Cook Da Books


5/7ヘップバーン映画公開
ティファニーで朝食を Breakfast at Tiffany's Moon River  Audrey Hepburn
※BGM 暗くなるまで待って Wait Until Dark  Henry Mancini

天使の肌 PEAU D'ANGE/ONCE UPON AN ANGEL  Une petite cantate(小さなカンタータ) Barbara
おーちゃんさんご希望曲

モンティパイソン ライフ・オブ・ブライアン Monty Python's Life of Brian
Always Look On The Bright Side Of Life  Eric Idol


お知らせ
志田一穂(ジョニー志田)、初の著書、発売になります。
「映画音楽はかく語りき いつか見た映画、時をかける音楽」志田一穂
2022年4月27日発売(ユニコ舎より) ★ご購入はコチラ
IMG_1438

✴︎出版記念イベント 5月中旬に第二弾開催決定!
IMG_1592
出版記念第二弾イベント、情報解禁されました。大磯の素敵なお店、つきやまBooks Arts & CraftsさんでまたまたレコードDJなんですが、今度はお酒片手に一枚一枚解説トークです。かなり濃い目のレコードをお酒の肴として用意し、さらにディープなお喋りで映画と音楽の楽しい時間を演出します。こちらのお店、古民家をリフォームした本当に趣きのあるお店で、しかもお酒が豊富、つまみも充実。だからほぼ呑み会スタイルでいきましょう!とスタッフとも意気投合いたしました。レコード回し終わった後は懇親会と称して当然そのまま二次会です!是非大磯の夕陽と星を見ながら乾杯いたしましょう。お会いできることを楽しみにしております。

参加お申込みは公式ホームページから


他、いろいろな情報は志田のTwitter @shidakazuho でチェックしてください!

このページのトップヘ