"seaside theatre" from shonan beach FM 78.9

with DJ johnny SHIDA since2020

2022年02月

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真夜中の789 To You
seaside theatre special "midnight edition"

人気があった特集を振り返ってみる part.1
ブルース・ブラザース The Blues Brothers  She Caught The Katy  The Blues Brothers Band
ダーティー・ファイター 燃えよ鉄拳 Any which Way You can  Beers To You  Ray Charls & Clinton Eastwood
エリン・ブロコビッチ Erin Brockovich  Redemption Day  Sheryl Crow
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人気があった特集を振り返ってみる part.2
007 リビング・デイライツ The Living Daylights  ST(same title)  a-ha
エンドレス・サマー The Endless Summer  ST  The Sandals
グラン・ブルー Le Grand Bleu  Let Them Try  Eric Serra
キャリー Carrie  I Never Dreamed Someone Like You Could Love Someone Like Me  Kaity Irving
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featuring guest >>江剌家愛さん推薦映画音楽
クール・ランニング Cool Runnings  I Can See Crealy Now  Jimmy Cliff
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ジョニー志田による「わたしの100本」サントラ傑作選
サイコ Psycho  Main Title?The Murder  Bernard Herrmann
サイコ2 PsychoⅡ  Main Title  Jerry Goldsmith
新サイコ High Anxiety  Main Title  John Morris
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featuring guest >>人見"Hit Me!"欣幸さん推薦映画音楽
ボクの彼女は地球人   Earth Girls Are Easy  Love Train  Daryl Hall & John Oates
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本放送ではさすがにかけられないなと思ったサントラを聴く part.1
カンニング・モンキー天中拳 Half A Loaf Of Kung-Fu!  カンニング・モンキー Shy
少林寺2 Shaolin Xi?ozi  ハート・オブ・ライオン ザ・グレート・カブキ
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本放送ではさすがにかけられないなと思ったサントラを聴く part.2
エルム街の悪夢3 A Nightmare On Elm Street3  Dream Warriors  Dokken
イージー・ライダー Easy Rider  Born To Be Wild  布袋寅泰
新・Mr.Boo! アヒルの警備保障 Security Unlimited  摩登保? Samuel Hui
時をかける少女 ST(2017 acoustic ver.)  原田知世
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featuring guest >> 晋道はるみさん推薦映画音楽
ニュー・シネマ・パラダイス Cinema Paradiso  Love Theme For Nata  Ennio Morricone
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エンディング...大事なお知らせも...
モダン・タイムス Modern Times  Smile  Charls Chaplin
スター・ウォーズ ジェダイの帰還 Star Wars: Episode VI Return of the Jedi  Victory Celebration/End Title  John Williams
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今春、ジョニー志田が、志田一穂名義で、
映画音楽の書籍を発売いたします。
詳細はまたのちほど。
よろしくお願いいたします!



お知らせ
★「seaside theatre」放送回リスト
★志田の番組「波の数だけAOR」公式ブログはこちら。(twitterは@namikazu_AOR)

"seaside theatre"
100回記念 あなたの好きな映画音楽
         〜オールご希望曲特集

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01  プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角 Pretty in Pink  The Psychedelic Furs
  ✴︎マイケル上大岡さんご希望
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02  ラ・ブーム La Boum  Reality〜愛のファンタジー Richard Sunderson
  ✴︎ニコディアさんご希望
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03  グリース Grease You're The One That I Want〜愛のデュエット
  John Travolta & Olivia Newton John
  ✴︎ユウキタイさんご希望
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04  ゴッドファーザー Godfather Godfather Love Theme  Nino Rota
  ✴︎Kiyoshi.mさんご希望
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05  ジャック Jack  Star  Bryan Adams
  ✴︎masaruさんご希望
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06 白い恋人たち 13 Jours en France  Francis Lai
  ✴︎世田谷の陽子さんご希望
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07  遠すぎた橋 A Bridge Too Far   John Addison
  ✴︎u3110_DeProさんご希望
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08   サボテンの花 Cactus Flower The Time for Love Is Anytime  Sarah Vaughan
  ✴︎KECさんご希望
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09  愛情物語 Dancing in the Night Jill Culucci
  ✴︎Mr.フルムーンさんご希望曲
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10  タクシー Taxi Angela(Theme From Taxi)  Bob James
  ✴︎ひっそり閑々ご希望
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11  コーラス・ライン A Chorus Line  One  The Cast
  ✴︎ふうKさんご希望
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12  スターウォーズ ジェダイの復讐 Star Wars  Return Of The Jedi
  Iwork Celebration / Finale  John Williams
  ✴︎おーちゃんご希望
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after report by johnny SHIDA
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何度も言いますが、100回如きで大騒ぎ、大変恐縮でした。まずは今回たくさんのご希望曲、メッセージをいただいたリスナーの皆様、ありがとうございました。いつもTwitterで応援してくださるリスナーの皆様や、はじめてメールにてメッセージをくださった皆様など、本当に多くの方々に支えられて100回もやってきたんだなぁと一人感動いたしました。

しかし皆様の好きな映画音楽ってイイですね。これまでもご希望曲には意外な楽曲などもいただき勉強させてもらってきましたが、今回も、これがあったか!とか、これは知らなかった!みたいな楽曲が目白押しで、録音作業しながらめちゃくちゃ楽しみました。いつも自分本位で選曲・構成しているので、全編ご希望曲でまとめたことはとても刺激になりました。重ねて、ありがとうございました。

その分ですね、このあとのサプライズ的スペシャル番組、「真夜中の789 to YOU〜seaside theatre special」では、正直もうやりたい放題やってしまってます(笑) なんというか、皆様はそれが好きなんですね?ボクはコレ!コレもコレもコレも好きなんですって感じで、100回を迎えて自分的シーズン1の総集編みたいにしてしまいました。かなりハメ外してますので、是非レギュラー放送と一緒に楽しんでいただければ嬉しいですね。

さて、それはともかく、次回は当たり前ですが101回目ですね。僕としてはシーズン2への前哨戦的アプローチにすべく、さらにマニアライクbutエンターテイメントで攻め込んでいこうと思っていますので、引き続き、是非一緒に映画音楽を楽しんでいけたらと思います。よろしくお願いいたします。

そして最後に!番組中のインフォマーシャルのナレーションを快く引き受けていただいた府川唯未さん、その制作にご協力いただいた土井さん、本房さん、ありがとうございました!素晴らしいパロディ・スポットでイメージ通りに仕上がり嬉しかったです。こういうコラボ、楽しいからまたやりたいです!

さて次回、2022/3/6は、「時計じかけのスタンリー・キューブリック」をお送りいたします。どうぞ、お楽しみに。

お知らせ
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100回記念 あなたの好きな映画音楽〜オールご希望曲特集

やってまいりました、100回目ですね。
ラジオ番組ってのはこれぐらいのOA回数でいちいち騒ぐなって感じですけど、いやいや、こんなニッチでマニアライクな映画音楽番組が3桁回数までいくなんて、最初は思ってもいなかったので、自分としてはとてもとてもスペシャルな気持ちなのであります。

なので、今回は皆さんのご希望曲をピックアップさせていただき、感謝の意を表したいと思いました。
ただいざ募ってみたら、思いの他多くのご希望曲やメッセージをいただいたので、申し訳ありませんが時間の許す限りで、選抜させてもらってます。でも今回紹介できなくても、後日必ずかけていきますのでどうかご了承ください。

それと、100回プラスα(アルファ)のスペシャル告知もあります。どうかお聴き逃しのないように...

では、お楽しみに‼︎
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★聴きたいサウンドトラックのご希望にも出来るだけ対応してまいります。
Twitter @SeasideTheatre のメッセージへお送りくださいませ。

Litsen Here
★湘南ビーチFM 公式ホームページから。
★インターネットjpradio.jpやスマホアプリTune In Radioにて湘南ビーチFMを選択
★湘南逗子界隈のリスナーの方々は78.9MHzラジオにてお聴きいただけます。
是非、環境にあったかたちで番組にアクセスしてください。

特集 U2 スクリーンからの叫び

U2 魂の叫び Ruttle And Hum  Van Diemen's Land
SING/シング : ネクストステージ 
 Sing 2  I Still Haven't Found What I'm Looking For   Bono & Scarlett Johansson
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トゥーム・レイダー Tomb Raider  Elevation(Tomb Raider Mix)
エンド・オブ・バイオレンス End Of Violence  I'm Not Your Baby  (feat. Sinead O'Connor)
バットマン フォーエバー Batman Forever  Hold Me, Thrill Me, Kiss Me, Kill Me
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JM  JM(Johnny Mnemonic)  Alex Descends Into Hell For A Bottle Of Milk/Korova1  Bono & The Edge
ギャング・オブ・ニューヨーク Gangs Of New York  The Hands That Built America
夢の果てまでも Until The End Of The World  Until The End Of The World  
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シティ・オブ・エンジェル City Of Angels  If God Will Send His Angels
愛のめぐりあい Par Dela Les Nuages / Beyond The Clouds   Your Blue Room  Passengers
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SING/シング : ネクストステージ Sing 2  Where The Street Have No Name
  The Cast (Tori Kelly, Taron Egerton, Scarlett Johansson, Reese Witherspoon, Nick Kroll)
時の翼に乗って Faraway, So Close!  Stay(Faraway, So Close!)
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after report by johnny SHIDA
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U2というロックバンドが面白いのはとにかく映画とコミットしていく作戦に入ってからの90年代からです。80年代のライブ映画「U2 魂の叫び(Rattle And Hum)」までの活動は、あくまでも飾らないロックバンドというイメージで突き進み、そのライブ映画自体もとても淡泊なものでしたが、90年代に突入し、再びブライアン・イーノと組んでベルリン・レコーディングを始めた頃から、驚くくらい一気にヨーロッパづいて、そのインダストリアル・ロックのテイストに感化された、ドイツはニュー・ジャーマン・シネマ出身のヴィム・ヴェンダース監督が、いち早く彼らの90sサウンドを自身の映画に取り込んでいくわけです。(まぁヴェンダースはU2に限らずエッジの利いたロック・アーティストらの楽曲を使用、引用、コラボすることで有名ではあるのですが…)

ヴェンダースはコール・ポーターのカバー・アルバム「レッド・ホット+ブルー」に収録されたU2の「ナイト・アンド・デイ」のMVもディレクションしたりで、お互いの関係性は完全に蜜月に突入。かつ、やはりイーノやボウイの影響から、ZOO TVツアーという映像を駆使したライブ・ショーも、それまでのスタジアム・ライブの概念を180度変えてしまうほどの影響力で大成功をおさめ、その結果、「ビジュアル・コンテンツとの相性が抜群に良いバンド」として、再認識されていきました。

そこからは怒涛の如く彼らの新曲が映画に起用されていくわけで、今回の特集内にも入らないくらい、既成曲使用も含めると、その数は大変な曲数になっていくわけです。今回時間の都合で入りきらず惜しかったのが、ボノ原案、ヴェンダース監督の「ミリオン・ダラーホテル」のサウンドトラックです。この作品では映画のために、ザ・ミリオン・ダラー・ホテル・バンドというオリジナル・ユニットが結成されて、セックス・ピストルズやルー・リードのカバーを歌ったりしていて、これがまたとてもクールでアンニュイで良いのですね。道理でボーカルは主演のミラ・ジョボヴィッチ、メンバーにはダニエル・ラノワも参加、プロデュースはボノとヴェンダースにハル・ウィナーも手掛けているという豪華な布陣なので、その完成度はハンパでないのは当たり前、といったところでしょうか。

こうしたマニア心をくすぐるサウンド・メイキングはU2ワークスらしいところで、映画とのコラボレーションであればあるほど実験的、マニア的な提示で自らの表現エリアを広げていく、そんな貪欲さも感じざるを得ないくらい、U2というバンドは “映画を利用し、映画で遊んでいる” ロックバンドだと思えるのです。

しかも新作として、「SING/シング : ネクスト・ステージ」なんて作品に、ボノがまさかの声優参加(本人に模倣したキャラになってまで登場!)、かつての80年代の名曲たちを劇中で復活させてしまうという、どんな時代になっても新たな作戦で攻め込むスタンスには毎度驚かされるんですね。だからこそ、世界的No.1バンドとして君臨しているということなんだと思いますし、僕としてはそういう彼らの側面も、もっともっと知ってほしいしもっともっと評価されてほしいと思うわけです。デヴィッド・ボウイも映画という表現を自分なりにコントロールしながら見事にロックをリンクさせていったアーティストだと思いますが、U2はその流れにさらに広がりを演出させた、つまりエンターテイメントとしてのロックと映画の融合を、ビジネス的にも成功させたバンドだと思っているんですね。言い方を替えれば、つまりはこういった特集を行っていくことによって、「映画」や「音楽」をさらに多面的、多角的に楽しめるようになっていくと尚イイなぁと。そんな気持ちも、あったりするわけです。

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さて次回、2022/2/27は、いよいよ「100回記念 あなたの好きな映画音楽〜オールご希望曲特集」をお送りいたします。どうぞ、お楽しみに。

お知らせ
★「seaside theatre」放送回リスト
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今週の特集は「U2 スクリーンからの叫び」
U2?なぜロックバンドが映画音楽番組でフィーチャーされるの!?
はい、ごもっともな指摘です。
しかし、皆さんはまだ、
いかにU2が映画界と接点を強固にしてきたか、
その挑戦と成果の歴史を知らないはすでず…。
彼らと映画についての関係性を知ることなく、
「U2」を語るなかれ…。
第100回目を目前としながら、とてもとても熱い回になると思われます。
お楽しみに!

特集「U2 スクリーンからの叫び」
U2 魂の叫び
JM
夢の果てまでも
時の翼に乗って
愛のめぐりあい
シティ・オブ・エンジェル
バットマン フォーエバー
トゥーム・レイダー
ギャング・オブ・ニューヨーク
エンド・オブ・バイオレンス
SING/シング : ネクストステージ
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U2というロックバンドが面白いのはとにかく映画とコミットしていく作戦に入ってからの90年代からです。80年代のライブ映画「U2 魂の叫び(Rattle And Hum)」までの活動は、あくまでも飾らないロックバンドというイメージで突き進み、そのライブ映画自体もとても淡泊なものでしたが、90年代に突入し、再びブライアン・イーノと組んでベルリン・レコーディングを始めた頃から、驚くくらい一気にヨーロッパづいて、そのインダストリアル・ロックのテイストに感化された、ドイツはニュー・ジャーマン・シネマ出身のヴィム・ヴェンダース監督が、いち早く彼らの90sサウンドを自身の映画に取り込んでいくわけです。(まぁヴェンダースはU2に限らずエッジの利いたロック・アーティストらの楽曲を使用、引用、コラボすることで有名ではあるのですが…)
(以下、OA後UPのafter reportにつづく)

★聴きたいサウンドトラックのご希望にも出来るだけ対応してまいります。
Twitter @SeasideTheatre のメッセージへお送りくださいませ。

Litsen Here
★湘南ビーチFM 公式ホームページから。
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特集 Mr.ナイスガイ!バート・レイノルズ
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prologue soundtrack
メル・ブルックスのサイレント・ムービー Silent Movie
 Silent Movie March
 ~Burt Reynolds' House  John Morris
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キャノンボール The Cannonball Run
  The Cannonball  Ray Stevens
  ~Dialogue  Jackie & Hui
  ~The Cannonball Run  Chuck Mangione
キャノンボール2 The Cannonball Run II
  Like A Cannonball  Menudo
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トランザム7000 Smokey and the Bandit
  East Bound And Down(Smokey and the Bandit Theme)  Jerry Reed
トランザム7000VS激突パトカー軍団  Smokey and the Bandit II
  Let's Do Something Cheap And Superficial  Burt Raynolds
ストローカーエース Stroker Ace  Southern Loving  Marshall Tucker Band
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シャーキーズ・マシーン Sharky's Machine
  Love Theme From Sharky's Machine  Sarah Vaughan
結婚ゲーム Starting Over  Better Than Ever  Stephanie Mills
結婚しない族 Best Friends
  君に捧げるメロディ
  ~How Do You Keep The Music Playing  James Ingram & Patti Austin
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from japanese ost
武士の一分 冨田勲
★ガンスさん、ご希望曲
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epilogue soundtrack
ラスト・ムービースター The Last Movie Star  To Get Here  Willie Nelson
キャノンボール The Cannonball Run
  You've Gotta Have A Dream  California Children's Chorus
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after report by johnny SHIDA
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どこの世界に「バート・レイノルズ特集」なんて企画をやるラジオ局があるのでしょうか。まぁあるかもしれませんしあったかもしれませんが、やっぱりきっと無いでしょうね。80年代の丸刈り中学生だった自分にとって、映画のスクリーンの中のヒーローは「プロジェクトA」のジャッキーであり、「ロッキー」と「ランボー」のスタローンであり、「トランザム7000」「キャノンボール」のバート・レイノルズであったわけです。え?最後だけおかしいですか?いやいや、これらと前後して「シャーキーズ・マシーン」や「ストローカー・エース」など、男気をワイルドに見せてくれるアメリカン・ダンディーと言えば僕にとってはもうバートをおいて他にはいなかったのです。
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バートは男性ホルモンむんむんで、さらにクールな装いのくせに、意外と抜群のユーモア・センスがあるため、アクション映画とは言えとにかくセクシー要素やコメディー要素も多く、そうした男としてアコガレを感じざるを得ない振る舞いの演技が、何より気さくでカッコ良かったんですね。ジャッキーは強いけどおとぼけ感が売り。スタローンはとにかく猪突猛進で戦い続けるしかない。でもバートはいい意味でノンキかつ昼行燈なんです。バドワイザー片手にマルボロを吸いながらカントリー・サウンドを流してトラックを爆走させる兄ちゃんなわけです。日本で言えばトラック野郎の菅原文太か、渡世人風情の車寅次郎かって感じですが、そこはウエスタン・ハットで決めているジーンズ野郎、バートはそういったいきあたりばったりの流れ者では決してなく、シェーンのような西部劇ヒーロー、の現代版のような、イキなナイスガイだと思っているんですね。だから誰にもおちょくられないし、逆にその腕っぷしの強さで仲間らも大勢率いる親分肌。だけどやっぱり偉ぶらない、これがやたらとカッコいいスタンスなわけです。

こうした彼の映画のキャラクターを形成してきたのが「トランザム」シリーズ、「キャンボール」シリーズ、そして「ストローカー・エース」や、「グレート・スタントマン」の監督、ハル・ニーダムですね。彼はスタントマン出身の監督なのでもともと現場叩き上げ。汗と埃にまみれながら映画を作ってきて、それが身体に染み込んでいるため、映画にもそのワイルドさがばんばん出ているわけです。一般的にそうした力づくで楽しい作品ほB級映画と称されてしまいがちですが、ハル・ニーダム作品はもっと大胆不敵で演出も大迫力、そう簡単には撮れないアクション・シーンもこれでもかと盛り込むため、上映時間はいつも楽しすぎてあっという間に過ぎていくのです。エンターテイメントの神髄を知り尽くしているとはまさにこのことで、それをさらに具現化してきたのがバート・レイノルズという常連俳優だったということですね。これはまるで黒澤&三船のようなタッグであったと思ってしまうくらいの名コンビだと僕は思っているのです。ちなみにこの二人がモデルと言われているのがタランティーノの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」です。そうして観るとととても愛らしい映画と感じてしまう自分がいたりするのです。
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そしてこの二人の個性を現す共通項が今回の音楽たちです。まとめてみるとなんとカントリー・サウンドが多いことか。ジェリー・リードにアル・キャップス、レイ・スティーブンスにマーシャル・タッカー・バンド。これぞアメリカン・ミュージックと言わずしてなんというのかといったアーティストたちによる楽曲が続々出てきます。極めつけはバートの遺作となった「ラスト・ムービースター」の主題歌を歌うウィリー・ネルソンの登場ですね。この歌を聴くと、心からグッときいしまいます。渾身の力を振り絞って出演したバートの最後の作品のために、新曲を書きおろして提供したウィリー・ネルソンの存在。その姿こそ、バートを音楽で物語るすべての答えではないでしょうか。まさに、バートは “アメリカン・ラスト・ムービーヒーロー” でした。陽気な人気者や戦うスーパーヒーローなどではない、人情味に溢れた、いつも何かあれば飛んできて助けてくれる、気さくな兄貴。それがバート・レイノルズという俳優が演じてきた真の姿であり、ハル・ニーダムが描きたかった、本当のアメリカの良心のような男の姿、だったんですね。


お知らせ
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来る2/27、当番組はめでたく100回目を迎えます。なのでこの日は特別企画、あなたの好きな映画音楽と題して、オールご希望曲でまいります。2/19締切で、是非あなたの好きな映画音楽、あなたの聴きたい映画音楽、奮ってお送りください。シーサイドシアターのTwitterメッセージか、seasidetheatre789@gmail.com へ、どちらでもokです。お待ちしています!

次回、2022/2/20は、特集「U2 スクリーンからの叫び」をお送りいたします。どうぞ、お楽しみに。

お知らせ
★「seaside theatre」放送回リスト
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今週の特集は「Mr.ナイスガイ!バート・レイノルズ」
いやはや、マニアライクな企画かもしれませんが、
しかしながら、いまだに多くの映画人たちにリスペクトされている
Mr.ナイスガイ、バート・レイノルズ!
皆さんも是非彼の映画をご覧になって、やっぱり彼の映画は面白い!
と豊かな気持ちになっていただけたら、嬉しいですね。
その前に、たっぷりご機嫌なサウンドトラックで予習しましょう!
★日本映画からもグッと男気のある作品から渋い楽曲を...。
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特集「Mr.ナイスガイ!バート・レイノルズ」
メル・ブルックスのサイレント・ムービー
キャノンボール
キャノンボール2
トランザム7000
トランザム7000VS激突パトカー軍団 
ストローカー・エース
シャーキーズ・マシーン
結婚ゲーム
結婚しない族
ラスト・ムービースター
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どこの世界に「バート・レイノルズ特集」なんて企画をやるラジオ局があるのでしょうか。まぁあるかもしれませんしあったかもしれませんが、やっぱりきっと無いでしょうね。80年代の丸刈り中学生だった自分にとって、映画のスクリーンの中のヒーローは「プロジェクトA」のジャッキーであり、「ロッキー」と「ランボー」のスタローンであり、「トランザム7000」「キャノンボール」のバート・レイノルズであったわけです。え?最後だけおかしいですか?いやいや、これらと前後して「シャーキーズ・マシーン」や「ストローカー・エース」など、男気をワイルドに見せてくれるアメリカン・ダンディーと言えば僕にとってはもうバートをおいて他にはいなかったのです。
(以下、OA後UPのafter reportにつづく)

お知らせ
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来る2/27、当番組はめでたく100回目を迎えます。
なのでこの日は特別企画、あなたの好きな映画音楽と題して、
オールご希望曲でいきたいと思っているんですね。
2/19締切で、是非あなたの好きな映画音楽、あなたの聴きたい映画音楽、
奮ってお送りください。
シーサイドシアターのTwitterメッセージか、
seasidetheatre789@gmail.com、どちらでもokです。お待ちしています!


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特集 やっぱりスピルバーグが好き

prologue soundtrack
刑事コロンボ
Columbo  Mistery Movie Theme  Henry Mancini & His Orchestra
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ウエストサイド物語(1961 original)
West Side Story Prologue Leonard Bernstein
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レディ・プレイヤー1 Ready Player One Main Title Alan Silvestri
バック・トゥ・ザ・フューチャー Back To The Future
 Back To The Future Alan Silvestri
 The Power Of Love Huey Lewis & The News
ジュラシックパーク Jurassic Park Theme John Williams & Vienna Philharmonic Orchestra
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ジョーズ Jaws Main Title ~Shark Cage Fugue John Williams & Boston Pops Orchestra
1941 March  John Williams & The City Of Prague Philharmonic Orchestra
レイダース 失われた聖櫃 Raiders of the Lost Ark John Williams & London Symphony Orchestra
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from japanese ost
ばるぼら The View 橋本一子
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★監督の手塚眞氏はスピルバーグ信者でしたね。今でもそうなのでしょうか?

epilogue soundtrack
カラーパープル The Color Purple  Main Title  Quincy Jones
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after report by johnny SHIDA
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スピルバーグの特集は、新作「ウエスト・サイド・ストーリー」の公開予定だった昨年末12月にもともと企画していましたが、今年2月に延期になってしまったため、特集もずらしました。年末12月18日は監督の誕生日でもあったのでちょうどいいタイミングだと思い編成していましたが、またまたコロナの影響でずらされてしまい、本当にいちいち臨機応変を迫られてしまう、迷惑なウイルス騒動です。で、スピルバーグ特集。これまでもピンポイントでほとんどのスピルバーグ映画の楽曲はOAしてきていましたが、ここまでまとめたのははじめてのことです。膨大なフィルモグラフィーの中からどんな流れを考えてまとめるか、大変悩みました。できればこれまで紹介していない楽曲も入れ込みたいし、近年リリースされたジョン・ウィリアムズのウィーン・コンサートの音源も盛り込みたい。そんな構想を頭の中で練っていると、いくつものパターンのセットリストが組み立てられていき脳内は混乱。これはなかなか大変だなと改めて頭を抱えました。そりゃ天下のスピルバーグだもの、手を出すのはいいけれどその偉業の数々に圧倒されるのは当たり前だろと、さらに自らを叱咤する始末でしたね。

で、最終的に二つの方針を決めました。一つはジョン・ウィリアムズ・サウンドに偏らないようにすること。そして二つ目は、そのジョン・ウィリアムズの曲であればノーカットでしっかり聴かせること。スピルバーグ映画と言えばなんだかんだ言ってジョン・ウィリアムズの音楽が定番であり、また名曲も多々あるということは周知のこと。でも実はそれ以外にもたまに他のコンポーザーとスピルバーグはジョイントしているので、そういったレアな作品を盛り込んでバラエティー感を出そうと。なので冒頭から「レディ・プレイヤー1」のアラン・シルヴェストリ・サウンドを持ってきて、そのままお馴染み「バック・トゥ・ザ・フューチャー」へと強引に繋げ、ちょっと変化球なスタートによって、ただのスピルバーグ特集じゃないぞと思わせていくよう演出しました(スピルバーグ特集とはいえ、製作総指揮作品(「BTTF」)もアリなのね、という提示もしたつもりです)。ラストの「カラー・パープル」もクインシー・ジョーンズによる素晴らしいオーケストレーションで、このクインシーのスピルバーグ映画に対するアプローチはもっと知られるべき、とも思いながらチョイスしました。
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そして何よりジョン・ウィリアムズの楽曲群です。「ジュラシック・パーク」や「レイダース」といった定番をしっかりとノーカットで聴いていただく機会はここしかないぞと。そこにスピルバーグの遊び心を具体化したような楽しい「1941」のマーチや、深夜に聴くにはどうかと思いずっとずっと躊躇していた「ジョーズ」のあの楽曲も思い切ってここでドロップしました。実は「ジョーズ」のサウンドトラックには、その有名なテーマの他に、男たちが鮫退治に繰り出す、勇ましくも若干陽気なテーマもあるんですね。僕はこの楽曲も大好きで、これを聴くと、あぁやっぱりスピルバーグの演出とウィリアムズの音楽の提示は凄いんだなぁと感嘆してしまうのです。真剣かつ脅威に立ち向かうシリアス・ドラマの真っ最中にこのようなメロディーを付ける指針には本当に恐れ入ります。この映画の舞台は、本来素晴らしく美しい大海原であることをこの楽曲は表現していて、一方でこれから対峙する壮絶な戦いをも想起させます。これはあの黒澤明による演出の引用であり、二人はこの「ジョーズ」で一気に映画界のトップへと躍り出るわけですが、こうした映画愛に満ちた手法や引用が「ジョーズ」には随所に散りばめられているからこその評価だったと納得してしまうんですね。
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最後に付け加えて説明しておきたかったのは、冒頭でかけた「ウエストサイド物語」=「ウエスト・サイド・ストーリー」についてです。リメイク版も楽曲はそのままなので、であればとあえてオリジナルのレナード・バーンスタイン・サウンドをノーカットでOAしました。今この作品をスピルバーグがリメイクすることは本当に興味深いですよね。初のリメイク、初のミュージカル。宣伝のテキストの中には、子供の頃から好きだった作品、とか、父もとてもこの映画を愛していた(よって亡き父に捧ぐ)、などと記載されていますが、当然そうした内面的動機もありつつ、75歳となったスピルバーグとしての「メッセージ性を兼ね備えた新たなエンターテイメント」の復権を、本作をリメイクして現代に蘇らせることで提示したのではないかとも思えるのです。これまでも社会性のあるノンフィクション・ドラマ映画と娯楽性に満ちたエンターテイメント映画を作り分けてきた稀有な監督であるスピルバーグが、この作品にていよいよそれらを融合させ、自らの集大成として製作した、それがこの「ウエスト・サイド・ストーリー」なのではないでしょうか。それは、決してもう若くはない年齢だからこそ辿り着いたステージだとも思えますし、さらに内的要因が交差して生まれたのであればまさしくスピルバーグにとっての「必然の映画」と言えるのだと思います。
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お知らせ
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来る2/27、当番組はめでたく100回目を迎えます。なのでこの日は特別企画、あなたの好きな映画音楽と題して、オールご希望曲でまいります。2/19締切で、是非あなたの好きな映画音楽、あなたの聴きたい映画音楽、奮ってお送りください。シーサイドシアターのTwitterメッセージか、seasidetheatre789@gmail.com へ、どちらでもokです。お待ちしています!

次回、2022/2/13は、特集「Mr.ナイスガイ!バート・レイノルズ」をお送りいたします。どうぞ、お楽しみに。

お知らせ
★「seaside theatre」放送回リスト
★志田の番組「波の数だけAOR」公式ブログはこちら。(twitterは@namikazu_AOR)

今週の特集は「やっぱりスピルバーグが好き」。
最新作「ウエストサイド・ストーリー」に挑んだ、
その理由とは?
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エンターテイメントと社会派作品を交互に映像化してきた、
その軌跡を読み解く、
天才スピルバーグ映画のサウンドトラックをたっぷりとお送りします。
どうぞ、お楽しみに。

特集「やっぱりスピルバーグが好き」
レディ・プレイヤー1
バック・トゥ・ザ・フューチャー
ジュラシックパーク
ジョーズ
1941
レイダース 失われた聖櫃
カラーパープル
★ウエストサイド物語からオリジナル音源も用意。
★日本映画からもスピルバーグ信者である監督の作品を。
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スピルバーグの特集は、新作「ウエスト・サイド・ストーリー」の公開予定だった昨年末12月にもともと企画していましたが、今年2月に延期になってしまったため、特集もずらしました。年末12月18日は監督の誕生日でもあったのでちょうどいいタイミングだと思い編成していましたが、またまたコロナの影響でずらされてしまい、本当にいちいち臨機応変を迫られてしまう、迷惑なウイルス騒動です。
(以下、OA後UPのafter reportにつづく)

★聴きたいサウンドトラックのご希望にも出来るだけ対応してまいります。
Twitter @SeasideTheatre のメッセージへお送りくださいませ。

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