seaside theatre #14
2020.7.5 play list
2020.7.5 play list
prologue
キングスマン Kingsman (Manners Maketh Man) Henry Jackman & Matthew Margeson
ボーン・アイデンティティー The Bourne Identity (On Bridge Number 9) John Powell
Featuring
特集 魅惑のスパイ・サウンド
01 007は殺しの番号 Dr.No (James Bond Theme) John Barry
02 0011ナポレオン・ソロ The Man From U.N.C.L.E Jerry Goldsmith
03 秘密諜報員 Danger Man (Secret Agent Man) Johnny Rivers
04 The Last Of The Secret Agents? Nancy Sinatra
05 スパイ大作戦〜ミッション:インポッシブル Lalo Shifrin / Adam Crayton & Larry Mullen Jr.
06 国際諜報局 The Ipcress File (A Man Alone) John Barry
07 アイ・スパイ(スパイ専科'70) I Spy
08 地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル Charlie's Angels (Theme) Jack Elliott and Allyn Ferguson
09 それいけスマート Theme From "Get Smart" Bob Crain & His Drums And Orchestra
10 スパイ・ライク・アス Spies Like Us Paul McCartney
キングスマン Kingsman (Manners Maketh Man) Henry Jackman & Matthew Margeson
ボーン・アイデンティティー The Bourne Identity (On Bridge Number 9) John Powell
Featuring
特集 魅惑のスパイ・サウンド
01 007は殺しの番号 Dr.No (James Bond Theme) John Barry
02 0011ナポレオン・ソロ The Man From U.N.C.L.E Jerry Goldsmith
03 秘密諜報員 Danger Man (Secret Agent Man) Johnny Rivers
04 The Last Of The Secret Agents? Nancy Sinatra
05 スパイ大作戦〜ミッション:インポッシブル Lalo Shifrin / Adam Crayton & Larry Mullen Jr.
06 国際諜報局 The Ipcress File (A Man Alone) John Barry
07 アイ・スパイ(スパイ専科'70) I Spy
08 地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル Charlie's Angels (Theme) Jack Elliott and Allyn Ferguson
09 それいけスマート Theme From "Get Smart" Bob Crain & His Drums And Orchestra
10 スパイ・ライク・アス Spies Like Us Paul McCartney
from Japanese ost
11 探偵物語 加藤和彦
epilogue
12 バルカン超特急 The Lady Vanish Louis Levy / Charls Williams
13 スノーデン Snowden (Snowden Moscow Variation) Craig Armstrong
14 カジノロワイヤル Casino Royale (The Look Of Love) Dusty Springfield
opening / ending
from Le Grand Bleu (Deep Blue Dream) Eric Serra
BGM
The Laser Beam John Barry
Money Penny Goes For Broke John Barry
after report by johnny SHIDA
ついつい「魅惑」などとタイトルに付けてしまいましたが、他に表現しようのない楽曲の数々だから仕方がありませんよね。スパイ映画サウンド、あるいはスパイドラマテーマ曲。自分世代は当然ロジャー・ムーア(あるいは広川太一郎)の007ですが、当時からよくテレビの再放送で観ていたのはやっぱり「スパイ大作戦」に「チャーリーズ・エンジェル」でしたね。前者は毎回いつどこんで仕込んだんだとつっこみたくなる指令メッセージが楽しみなスパイドラマ。観ていたシリーズ(シーズン)がいつのものなのか不明ですが、雰囲気的には70年代くらいのものだったような気がします。後者は美女3人組のスパイものというか、探偵 / シークレットエージェントものですね。司令塔のチャーリーが出てこないという設定が毎回気になって、今回はいい加減出てくるだろうと思いながら観続けていた記憶があります(結局謎です)。
ついつい「魅惑」などとタイトルに付けてしまいましたが、他に表現しようのない楽曲の数々だから仕方がありませんよね。スパイ映画サウンド、あるいはスパイドラマテーマ曲。自分世代は当然ロジャー・ムーア(あるいは広川太一郎)の007ですが、当時からよくテレビの再放送で観ていたのはやっぱり「スパイ大作戦」に「チャーリーズ・エンジェル」でしたね。前者は毎回いつどこんで仕込んだんだとつっこみたくなる指令メッセージが楽しみなスパイドラマ。観ていたシリーズ(シーズン)がいつのものなのか不明ですが、雰囲気的には70年代くらいのものだったような気がします。後者は美女3人組のスパイものというか、探偵 / シークレットエージェントものですね。司令塔のチャーリーが出てこないという設定が毎回気になって、今回はいい加減出てくるだろうと思いながら観続けていた記憶があります(結局謎です)。
しかしそういった作品を掘り起こしていくとまぁリメイク映画の多いこと多いこと。「スパイ大作戦」と「チャーリーズ・エンジェル」はご多分にもれず、タイトルは違えどナポレオン・ソロだったとかそれいけスマートだったとか。スパイものは確かにアクションやサスペンスと映画映えするジャンルですし、ネタは昔から人気ある題材だし、製作サイドとしては都合の良い商材だというのはわかるのですが、やっぱり60sや70sの雰囲気だからこそイイ、という面もあるんですよね。
特に007シリーズの初期と現在の作品を見比べると本当にその時代性も楽しめて面白いです。第一作目の「007は殺しの番号(Dr.No)」などは1962年ですから、もう半世紀以上前の作品なわけです。そもそも当時の様子どころかフィルムの質感から全く違いますから。ワルサーの取り扱い方、アクションシーンの演出、どれをとっても60sの雰囲気で、これぞ伝統すら感じさせる本場MI6のエリート諜報員が活躍する世界観と納得してしまうのです。最近の007ももちろんアクション・エンターテイメントの最高峰だと思いますし、どれもこれも面白いと思いますが、やはりこれらもたとえシリーズとは言え「リメイク的」なんですよね。
で、そう感じさせるのが件のテーマ曲なんです。ジェームズ・ボンドのテーマが流れると誰が何代目ボンドだろうが間違いなく007の烙印を押されるわけで、本当に音楽の力は凄いなぁと。前述したナポレオン・ソロのリメイクもThe Man from U.N.C.L.E.のテーマが流れて、その時はじめてあぁナポレオン・ソロだった!と再確認したり。中身は過剰にパワーアップした別物みたいな作品なので、それをリメイク版として補完するのが記憶にしっかりこびりついている印象的なテーマ曲なんですね。そう思うと長年頭の中にインプットされている楽曲ってやっぱり名曲の域なんだなぁと感じます。
そんなわけで今回の特集作業、改めて思い返すと映画というよりドラマの方のテーマ曲が優先的に浮かんできた気がしました。まぁドラマの方が大量生産されていてひっきりなしにテレビでやっていたからという事もありますし、自分自身、当時レコードレンタルで借りたスパイドラマ集みたいなレコードを何度も聴いていて、まさに長年インプットされてた影響もあるとは思います。あの1分強ぐらいで突っ走るインパクト重視なフレーズのテーマ曲たちはとにかく"魅力的"で気持ちを"ワクワク"させてくれていたものですから...。あ、だから「魅惑」と名付けたのでしょうか...。潜在的影響って、いろいろ面白いですね。
今週もありがとうございました。
次回7/12は特集「主題曲はドラマティックに」をお送りいたします。
次回7/12は特集「主題曲はドラマティックに」をお送りいたします。