prologue soundtrack
ナイル殺人事件 Death Of Nile Nino Rota
ゴッドファーザー The Godfather
Main Title(The Godfather Walts)
Connie's Wedding
Sicilian Pastorale
ゴッドファーザー PARTⅡ The Godfather PartⅡ
Michael Comes Home
Remember Vito Andolini
Ninna NannA Michael
ワン・フロム・ザ・ハート
One From The Heart This One's From The Heart Tom Waits & Crystal Gayle
One From The Heart This One's From The Heart Tom Waits & Crystal Gayle
ラスト・タンゴ・イン・パリ Last Tango In Paris Gato Barbieri
from japanese ost
友よ、静かに瞑れ 梅林茂
★emanonさんご希望曲
ゴッドファーザー PART Ⅲ (ゴッドファーザー 最終章 マイケル・コルレオーネの最期)
The Godfather Part Ⅲ
Sicilian Medley
epilogue soundtrack
ゴッドファーザー The Godfather Finale Nino Rota
after report by johnny SHIDA
正直戦争映画とギャング映画は率先して観ないんです。要は殺し合い映画というか、命張って戦いつつ死亡率の高い作品はちょっと生理的に観てられなくてですね。「ゴッドファーザー」も、あと「地獄の黙示録」も実を言うとそんなに愛着は無いんです。そういった戦争ものやギャングもので、お決まりのように一瞬隙をつかれたタイミングでバーン!と撃たれたりして人が死ぬでしょう。あのお約束な演出に驚かされるのが苦手ということもあるんですね。
ただそういった作品たちに限って、音楽がイイ。イイというか、インパクトがスゴイと言えばいいのでしょうか。それだけは不思議ですけど大抵強烈なサウンドトラックがついていて、映画の印象を叩きつけられるきっかけにもなり、変な話ですが観ていないのに観た気にもなってくるというか。「地獄の黙示録」も当時おっかなくてなかなか観れませんでしたが、あのワルキューレの轟音突撃シーンや、ドアーズのジ・エンドと共に炸裂するナパーム弾のシーンなんかは、テレビの宣伝で幾度となく流れてましたから、それだけで完全に映画のイメージが音楽と共にインプットされてしまい、あぁもう充分、これでもうこの映画は観たことにしてしまえ、と自分に言い聞かせたりもしてましたね。
「ゴッドファーザー」も、実はリアルタイムの頃は幼少期なので観たのは随分後になってからでして、それまではやはりあの音楽だけが至るところでインプットされ、悲哀に満ちた、残酷で無慈悲な映画、というイメージがすっかり植え付けられ、勝手に自分の中で完させてました。しかし観てみると、これがまた当然の如く、コッポラやマーロン・ブランド、アル・パチーノらによる美学満載のヒューマンドラマで驚いたんですね。もちろんドンパチシーンは過激でおっかないんですが、それ以上に家族の悲しき運命の物語として、その強烈なドラマにどんどん惹きつけられました。そこにあの音楽か!素晴らしい…と感嘆させられたものです。そのようなわけで、「地獄の黙示録」も「ゴッドファーザー」も殺し合い映画であることは間違いないけれど、そこには明確なメッセージがあるし、件の音楽との相乗効果も抜群なので、観れば傑作、名作であると認めるしかありませんが、まぁとにかく観るまでの重い腰をあげるまでが大変なんですという話でした。
…以下は、なんでそんなに観るまでに躊躇したかという余談。
「地獄の黙示録」なんて、当時の悪名高き「木曜スペシャル」なんかで、ロケに実際の死体を使っていた!みたいな煽りプロモーションを平気でやってたりしましたからね。そんな映画絶対観ないわ!と思いながら、頭の中ではワルキューレのサウンドにも煽られているという、まったく厄介な映画たち、というか、厄介なコッポラ映画、といったところでした。やがて丸刈り中学生になってから「アウトサイダー」を観て、なんだこの落差はと、さらにポカンとさせられましたが。
「地獄の黙示録」なんて、当時の悪名高き「木曜スペシャル」なんかで、ロケに実際の死体を使っていた!みたいな煽りプロモーションを平気でやってたりしましたからね。そんな映画絶対観ないわ!と思いながら、頭の中ではワルキューレのサウンドにも煽られているという、まったく厄介な映画たち、というか、厄介なコッポラ映画、といったところでした。やがて丸刈り中学生になってから「アウトサイダー」を観て、なんだこの落差はと、さらにポカンとさせられましたが。
次回、2022/3/27は、特集「80sティーンエイジ・ムービー白書」をお送りいたします。どうぞ、お楽しみに。
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